自分の生活圏に黒曜石がちらほら落ちている場所を見つけました。
ひとけがないときを見計らって拾い、新たに見つけては拾い拾いして、ここまで集めました。
なんか、黒曜石ってロマンかなと思いまして。
ただ子どもなだけかもしれませんけどね。
道端に落ちている変わったものを拾って帰ってきちゃう子どもの感覚と同じものなのかもしれません。
早く大人になりたい。
そのうちこれらを使ってまがたまをつくりたいと思ったりもしながら、そのまま保留になっています。
以前滑石でまがたまをつくりましたが、かなり簡単に作れてしまうので、なんとなく達成感が薄いというか。
続かないぼくにはちょうどいいのかもしれないのですが、続かないぼくだからこそ、それなりに困難なことをやり遂げたという成功体験が欲しいのだと思います。
……というような記事を書こうと、ずっと考えていたのですが、例の如く続かないぼくなので書けずにいたところ、衝撃的な事実を知ってしまいました。
黒曜石の磨き方などを検索していたところ、黒曜石そっくりな溶融スラグなるものの存在が……!!
以下のgoogle画像検索を見比べてみてください。
そっくりでしょう。色といい、光沢といい、二枚貝の表面のような割れ方をするところといい、そっくりです。
以下Wikipediaからの引用です。
溶融スラグ(ようゆうスラグ)は、廃棄物溶融スラグとも呼ばれ、廃棄物や下水汚泥の焼却灰等を1300℃以上の高温で溶融したものを冷却し、固化させたものである。近年では建設・土木資材としての積極的な活用が進められている。
ぼくの持っているこれらの石のほとんど、あるいは全てが、黒曜石ではなくてただのゴミの塊の可能性が高いようなのです。
ほとんどは、ぼくが砂利に紛れていたものを集めたものですが、義弟が子どものころに拾ったものや、実家の裏庭で兄やぼくが見つけたものも若干含まれています。
実家にあったものについては、火山岩がごろごろしている地域でもありますし、ごく近所に縄文土器や黒曜石のやじり等が出土した場所もあるため、黒曜石の可能性はあります。
しかし、隣の市のゴミ処理場でもこの溶融スラグを土木資材として活用しているらしく、実家の付近でも流通している可能性が高く、すなわち実家にあったものも溶融スラグである可能性が高そうです。
黒曜石も溶融スラグもガラス質であり、成分としてはほとんど同じものなのでしょうし、決定的な見分け方がわかったわけでもないのですが、にわかに興が醒めました。
黒曜石なんて、もともとただの石ころで宝石でも何でもないものですが、それでも黒曜石のいわばブランド的部分にひかれていたのですかね。
これだったら、もっときれいなガラス瓶の破片か何かを加工して遊んだほうが有意義ですね。。。
ああ、残念。
実は、この記事の写真は結構前に撮影したもので、今はこの倍くらいの量のゴミの塊が集まっています。
写真を撮り直す元気を失うくらい興が醒めてしまいましてね。
家の前にでも転がしておけば、その辺の子どもが拾って帰ってくれたりしてね。
或いは最近の子はそんなことしないのでしょうか。