古代日本にイスラエル人(ユダヤ人)が渡来していたとか、日本人のルーツはユダヤ人であるとかそういう説があるのはご存知ですか?
これらは一般的には日ユ同祖論と呼ばれることが多いです。
ぼくはみのもんたの番組か何かでこの手の話を知り、すごく興味を持ち、本も何冊か読みました。
しかし、周りの人にその話をしてみてもオカルト的に思うのかトンデモだと思うのか、あまり取り合ってもらえません。
あるいはそもそも興味がないのか。昔、女の子の友達に話したところ、(日本人のルーツがユダヤ人だったとして)だから何なのと言われました。
だから何なのって、面白いじゃないですか?ワクワクするじゃないですか!歴史ロマンですよ。そう思いませんか??
ユダヤ人と聞くと西洋的な顔立ちを思い浮かべますね。
だから日本人のルーツなわけがないと。
また、世界的な成功者にはユダヤ人も多いようです。世界を裏で操っているのはユダヤ人であるとの噂も出てくるほど多大な影響力を持っています。
その成功者と同じように自分たちもユダヤ人なのだと、こじ付けて悦に浸りたがっていると反射的に感じて鼻につくのか。
渡来人といっても中国朝鮮出身の民族がほとんどでまさか中東から渡来してきているとは考え難いのか。
はたまた教科書で習った歴史以外は信じようとしないのか。
日本人である私たちの多くはユダヤ人の文化や古代イスラエルの文化についてはほとんど知識がないですが、まさか文化的に共通点が多いとは信じがたいことではありますよね。
でも日本文化と旧約聖書のことや古代イスラエル文化について知れば知るほど、単なるこじ付け・偶然の一致とは考えられない共通点がぼろぼろ出てくるんですよね。
教科書的な定説になっていないことがおかしいと感じるくらいに信憑性を感じるんですよね。
「日ユ同祖論」という呼び方が誤解を与える一因になっているとも指摘されています。
日本人のは長い歴史の中で混血されてできた民族でしょうし、すべて古代イスラエルに由来しているわけではないですよね。
日本人に混じる血にイスラエルの血が入っている、現代の日本文化、神道文化、皇室文化などに少なからぬ影響が残っているといった話です。
最近読んだ本はこれです。
これは著名なユダヤ人研究者が語る「古代日本へのイスラエル人渡来説」とその根拠についての本です。
編著者の久保有政さんの本はほかにも何冊か読んだことがあるのですが、その論に説得力があり、変にこじつけておらず、信憑性が高いように感じられます。
ぜひ読んでみてください。
驚きの内容ですよ。
この本に書かれていることを根拠なしに頭から否定する人は、はっきり言って先入観から逸脱できないバカだと思います。
人間だれしも信じたいことしか信じられないのかもしれませんけどね。