昨日記事にした、「ハイランダー悪魔の戦士」とあわせて貸してもらった「バッファロー’66」という観てみました。
5年の刑期を終え、釈放されたビリー(ヴィンセント・ギャロ)は、母親との電話でいくつもの嘘をついてしまう。
いもしない妻を連れて帰らなくてはならなくなったビリーは、通りがかりのレイラ(クリスティナ・リッチ)を拉致し、妻のふりをするように強要する。
初めは渋々従っていたレイラであったが、ビリーの孤独な心、純粋さ、優しさを理解し、次第に好意を持つようになる。
一方、ビリーは5年前に彼を陥れたスコットに復讐するために…。
パッケージ裏にあるあらすじは以上です。
ビリーのダメ人間っぷりと、レイラの天使っぷりが見どころですね。
レイラはビリーの言うことに渋々従っていたのに、息子に無関心な母と、癇癪持ちで息子に敵意を剥き出しにする父との間の気まずい空気を取り繕ってやろうと思ったのか、ノリノリで妻を演じきります。
その後もビリーとボーリング行ったり、ファミレスに行ったり、ホテルに行ったり。
何がきっかけでビリーの純粋さ優しさに気がついたのか。
DV彼氏に依存してしまう彼女の心理ですかね。
普段は乱暴なのに、時々優しいとぐっと来てしまうというマインドコントロールの手法にも使われてしまうアレです。
父親譲りの癇癪持ちですからねビリー。
勝手に乱暴なこと言って、勝手にキレて、勝手に謝っているところがなんとも滑稽です。
レイラの素性がほとんど謎のままなのもミステリアスでいいのでしょうか。
低予算な感じはしていますが、独特の間であったり、カメラワークが独特だったり、物憂げな雰囲気だったり、なんとなくおしゃれな感じはします。
ハイランダーもこの映画もどうして貸してくれたのか謎ですが、面白かったです。