唐突に「ハイランダー 悪魔の戦士」という映画のDVDを貸してもらったので観ました。
1986年の作品のようです。
パッケージの感じとかなんとなくB級臭がしますね。
内容は、QUEENの音楽とファンタジーチャンバラアクションといった感じです。
俳優もショーン・コネリーとか、クランシー・ブラウンとか、映画に詳しくないぼくですらなんとなく知っている人たちですし、音楽はQUEENですし、B級とか言っちゃってごめんなさい。
なぜか首をはねられない限り不老不死の身体に生まれてしまった人たちが、最後の一人に与えられる宝を求めて戦い続けるというストーリーです。
現代(1980年代)のニューヨークで古美術商を営むコナー・マクナウド(クリストファー・ランバード)は16世紀の生まれだし、不老不死の種族やその宿命を教えてくれた師匠ラミレス(ショーン・コネリー)は紀元前から生き続けているというなんともすごい話。
ラミレスの得物はなんと日本刀マサムネ。
紀元前からマサムネっておい!というツッコミを代弁してくれる台詞もあるのですが結局わからずじまい。
とまあ、劇中で語られる設定とかは現代のそれと比べると相当ざっくり大味ですし、ワイヤーアクションのワイヤーが見えてますし、現代のSFXだったりCGだったりに比べたらアクションもしょぼいのですが、ただ、なんかかっこいいんですよね。
現代の作品のほうが洗練されていて、設定が良くできているとか、ストーリーの整合性がどうとか、伏線が云々とか、観る側もうがった見方をしてしまいがちです。
それはそれでいいのですが、設定とか整合性とかつっこみどころがあっても、面白ければ(気持ちよければ・かっこよければ……などなど)それでいいよねってことをあらためて感じました。
不老不死ゆえの苦悩の部分は過不足ない演出かなと思いました。
あと、16世紀での恋人ヘザー(ビーティ・エドニー)が美しい。
ぼけーっとみて、なんとなくかっこよくておもしろい作品を求めている方にはおすすめです。