森美術館で開催中の「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」を観てきました。
レアンドロ・エルリッヒとは誰なのかというと、日本では金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」を作った人というのが一番ピンとくるのでしょうか。
ぼくもその前情報くらいしか持ち合わせていませんでした。
あとはポスターになってる、人が建物のへばりついている絵?写真?のやつとか。
まあとにかく中に入ってみましょう。
これはエントランス。
お、インスタグラムにバシバシ投稿しましょうってスタンスですね。
よかった、堂々と撮影できますね。
「反射する港」
最初の作品。いきなり真っ暗な空間から始まりました。
水面を何艘ものボートが水面に浮かんでゆらゆら揺れています。
……と思いきや、実際には水はなく。水に映って揺らめいている部分も立体物です。
コンピュータで揺れを計算して制作しているみたいです。
何も言われなければあたかも水があるようです
水に映ったオールもぐにゃぐにゃした立体物で表現されています。
おもしろい。
「雲」
いきなりの暗闇で、妻とはぐれるというハプニングも起こりつつ、続いての作品。
ケースの中に雲が浮かんでいます。日本列島の形をしていますね。
フランス・イギリス・ドイツもありました。
なるほど、雲を描いたガラスを何層も重ねて立体的に見せていたのですね。
正直、日本以外の形は言われなきゃわからないです。。。イギリスはなんとか分かるかな。
「地下鉄」
壁にいきなり地下鉄の連結部の扉があらわれました。
向こうの車両の様子が見えますね。
15分25秒の映像がループで流れているようです。
「日中の白い飛行、夜間の黒い飛行」
こちらはいきなり飛行機の窓です。
雲海や夜景が綺麗ですね。
「眺め」
ブラインド越しに向こうのマンションの各部屋の住民の生活が覗き見できます。
覗き見なんて、なんて破廉恥な!……へえ、いろんな生活があるんですね。
ところでカーテンの使い方知ってる?
「部屋(監視Ⅰ)」
一つの部屋に設置された沢山の監視カメラの映像が写っています。
変に立体的で不思議な感覚です。
この部屋に入る人はこんなに監視カメラがあったら凄くストレスですね。
……とまあ、このペースで作品を紹介していくと結構な量になってしまうことに気がついたので、今回はこのくらいにしておきましょう。
つづきは次回。
この展覧会の作品は体験してこそ面白いものです。
トリックアートと近い趣ですね。
ぜひ足を運んでみて下さい。インスタ映えしますよ!