氷を入れたグラスが結露し、その雫で机がぬれてしまいます。
ぼくはこれまで生きてきてこのことを気にしたことがなかったのですが、妻がこれを嫌がりコースターがほしいといいました。
捨てたい病をうっすらと抱えているぼくとしては、コースターはまず買わないものに属するのですが、妻がほしいというのなら、ね。
コースターと聞いてふと思い出したのです。
昔、「伊東家の食卓」という番組で、余った毛糸に石鹸水を含ませて、ジッパー付きの袋に入れ、外から撫でまくるとあら不思議、コースターができてしまうのです!的なことが紹介されていたことを。
毛糸を編まなくても毛糸がほつれてきて絡み合ってフェルトのような生地が出来上がるようなのです。
や、やってみてえ……。
そこで100均で毛糸を買ってきてチャレンジしました。
はい、どーん!
ゴミ―!!
ムラがあるのとうまくつながらなかったので、完全にゴミです。ありがとうございます。
敗因はよくわかっていないのですが、もしかしたらうちには石鹸がないため、食器用中性洗剤で代用したのですが、それがいけなかったのかもしれません。
或いは、毛糸も事前に少しほぐしておいた方が、結束しやすくなるのかもしれません。
作っている最中の冷ややかな妻の視線が心の傷になっていますが、その、リベンジしたいです、そのうち。